遺品や物置を整理していたら、絵画や骨とう品が出てきてとんでもない価格がつくケースがあります。こういった美術品は、いったいどれくらいするものなのか判らず処分に困っている人もいるはずです。ここではこの機会に出てきた美術を高値で買取してもらう方法やコツを紹介しています。
売れる絵画とは何で決まる?
売れる絵画は絵のタッチでは決まりません。ポイントがあるのです。先ず飾りやすさです。
飾りやすいというのは、部屋に飾って映える絵かどうか、大きすぎないかどうかなどです。具体的に言うと、美人画、動物が描かれた絵画、花の絵、風景画です。花鳥風月も縁起がいいことから売れる絵画として扱われています。
少数ですが、描写密度のある絵、何重にも重ね塗りをした迫力のある絵も売れやすい傾向にあります。また、売れる絵は、場所によっても変わります。例えば東京や大阪などの大都市圏では、絵画を飾る場所の制限から、小さく華やかな絵が好まれる傾向があります。逆に広島や仙台などの地方の都市に行くと、ナチュラルな落ち着いた絵が好まれます。さらに地方は家に空間的な余裕があるため、大都市圏よりも大きい絵画が好まれる傾向があり、売れることが多いのです。
売れる絵画は、その絵画が持つ独特の模様だけでなく、額縁との相性も売れるか、売れないか影響を受けます。額縁にはシンプルなデザインのものよりも、金箔などをあしらった華やかで明るい印象を受けるものが好まれます。つまり作品の雰囲気と年数、額縁の3者が融合して初めて売れる絵画となるのです。
できるだけ高額で売るためのコツとは?
絵画を高く売ろうと思ったら、絵画買取専門店に行きましょう。もちろん買取実績が豊富なお店なら間違いありません。
絵画買取専門店には、常住している鑑定士がいます。ですが、鑑定士により得意分野がちがうため、複数のベテラン鑑定士がいる絵画買取専門店がいいでしょう。さらに一つの絵画買取専門店だけでなく、複数のお店で鑑定をしてもらうといいでしょう。
ポイント
絵画を買取専門店に持って行く前にすべきことが二つあります。先ずは、絵画についたほこりを落としましょう。
ホコリは、絵画に傷がつかないように慎重に落とします。特に、ホコリが一番たまりやすい場所は額縁です。
額縁を拭く時は必ず乾拭きします。ぬれた雑巾などを使用すると劣化した部分がはがれる可能性があるからです。
絵画に付属している資料や鑑定書も買取を出す際忘れずに持って行きましょう。
買取をしてもらいたい絵画の情報は事前に収集しておき、高額で強化買取している作家や作品であるか確認しておきましょう。
買取実績のある業者に依頼すると商談もスムーズに進むでしょう。